作曲についての調査

趣味的な問題で、作曲について調べることになった。この前のサウンドプログラミングの勉強もその一環。急ぎではないのでゆっくりでいいのだが、どういう手順でやったらいいのかは考えておきたい。ので、そのメモ。


まずは適当に「作曲」でググってみたが、そういやはてブの「作曲」タグの方が色々といいんじゃないかと思い立ち、そっちでタグった。


いくつか関連しそうなやつや面白そうなやつを読む。その中で「プログラミングと作曲は似ている(作曲というプログラミング: シン石丸の電脳芸事ニッキ)」という趣旨のエントリがあり、そうかなぁと思いつつ読み進める。
似てるような似てないような、もうちょい知識がないとわからんなーと思ってたところ、「プログラミングの習得の手順で作曲の習得手順を決定すれば良いのではないか」と思い立つ。


今までの自分の学習パターンを考えると、「手を動かすこと」が重要な要素になっている。プログラミングで言えば、「テキストエディタコンパイラ→実行」という一連の動作。今の自分ならたぶん「サンプルプログラムを書く→動かす→サンプルをいじって意味を確認する」とかを最初にやるのが最短。その前に「コンパイラ選び」があるか。
それを「作曲」に適用すると、「作曲ツール」が「テキストエディタコンパイラ」に相当するか。作曲ツールの質もやっぱりピンキリなんだろうけど、今回は「良い曲が作りたい」のではなく「アレがどの程度実現可能なのかの確認」が目的であるので、フリーで十分なはず。「アレ」はつまり「楽器の分離・合成」に相当するので、「複数の楽器(音色?)」「それぞれのオンオフ」「それぞれ別の音声ファイルに保存可能」というのがツールへの欲求になる。
ということで、第一の目標は「そんな感じのツール探し」になる。


ツールだけあっても「書き方=文法」「セオリー」とかがないと作品は作れない。ということで、そこらへんを次に調べる必要がある。「たまに出てくるあのメロディーを曲に落とし込む」というのは、実現してくれれば良い事象ではあるけど(別目標の"盲人用作曲ツール"にもつながるし)、今回はあくまで分離・合成実験が目的なので、それが確認できるくらいの質の作品ができればいい。
プログラミングでの文法などを思い出すと、「C言語」などの前に「Windowsプログラミング」の書き方を覚えても仕方がないように、おそらく作曲にもそこら辺の順序が存在する。ということで、そこら辺の「地図」がまず欲しい。「地図」はつまり「全体を俯瞰し、それぞれの意味が簡潔に書かれた文章」に相当する。その「地図」をもとに目標地点までの経路を決定したい。
ということで、第二の目標は「地図探し」になる。


あとの目標は「地図」をもとに作成すべきなので、ここらへんでひとまず終了。一応、ゴールの明確化をしとくべきかなと思うけど、そこら辺は地図を見てれば「ここだ!」とかわかるかもしれんので保留。


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しばらくは読んでるだけで楽しいので、ひとまずこのままで。楽しさが減衰してきたあたりで目標を思い出す?あるいは片隅に置きながら楽しみの方向を制御するか。


「頭に浮かんだ音楽をリアルの方に持って来たい」という欲望はひとまずわきに置いておく。これはわりと他の事でも起こる事象。「トライアスロン」のためにひとまず「走る練習」からやるとか、「良い企画」を書くためにまずは「企画100本」をやるとか。
目標を捨てるのではなく、目標達成には相当な力が必要なので、まずはその力をつけることを副目標とするということ。さらに、その副目標はたいていの場合、「本来の目標の達成」とは別の楽しみを内包するので、それはそれで楽しめばいいじゃんということ。
ここら辺のことを知ったのはかなり後だった。いつだったか覚えてないけど。ニューデザインパラダイスあたりか。それ以前は「企画100本」なんて邪道だというスタンスだった。それは「100m走で日本新を出すために、なんで走る練習が必要なんだ」みたいなスタンスなんだよ。
才能のアレもあるしな。「0を1にする力」と「1を10にする力」と「10を100にする力」は別々の才能。「あの曲」が作れなくても「別の曲」は作れるかもしれない。それは自分の望む方向ではないかもだが。


そいや、はてダの新記法で音楽書けるんだよねぃ。それはつまり説明を試みながら学習できるということか。今のところループ音源で云々する方向に進みそうなので自分はやらないと思うけども。