ゲームプログラマー面接メモ

手帳に書いてたメモをコピー.面接の内容ならば秘匿義務はあるまい.


コピーする前に,まずはいくつか前置きが必要と思われるので列挙.
・二社しか受けてないのでサンプルが少ない.偏りがあると思われる.
・未経験のくせに途中採用で応募してる奴がサンプル.特殊な質問が混じっていると思われる.
・大学院中退という計画性が感じられない人間がサンプル.そんな人間が解説してるので信用性に欠けると思われる.


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応募までにやっておくべきこと


・ゲームを作る.プロトタイプでも良いので,きちんと動作確認ができるものを.可能ならば複数作成.さらに可能ならばWeb上で公開.さらに可能ならば製作過程をブログなどに書く.
・主体性を発揮した経験をしておく.正直俺にはそんなのないけど,それで落とされかけたらしいので必要.具体的に何をすれば良いのかはわからん.
Visual Studioとかの環境は使って慣れておいたほうが望ましい(俺は完全にCUIオンリーだったけど).あと,Makefileとかバッチ処理とかもできた方が良い.Linuxの基本操作も(cygwinでも良い).
・どれくらいの時間で作成できるかという「見積もり」の能力があったほうが良い(俺はなかったけど).


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面接に関する注意


・面接に呼ばれることは,合格を意味しない.ただ,自分の能力が最低ラインはクリアしているということと,自分の何かが相手の関心をひいているということではあると思う.少なくとも,馬鹿にするために面接に呼ぶことはない.その程度の人間に人数と時間を割くのは馬鹿げている.


・面接専門の人間が面接するわけではない.プログラマーの全体を統括する人とか,一つのプロジェクトのプログラマーを統括する人とかそういう人が時間を割いて面接をする.なので,面接する側の人も面接に慣れているとは限らない.その代わり,かなりプログラムの詳しい話はできる.



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面接で聞かれること


・何故この会社を選んだのか:ゲーム会社は割と会社ごとの個性が出てるので困らないはず(俺はしばらくゲームから離れてたので困ったけど).CAPCOMなら先端技術とか任天堂ならカジュアルゲームとか?一回答えてもさらに「それなら他の会社でも良いのではないか?」と聞かれるはず.どう答えればよいかは今の俺にはわからん.


・プログラミングの各分野についての知識:データベースとかマルチスレッドとか通信とかデザパタとか.かなり深いトコまで聞かれる.知識だけ持ってるより,実際に作って経験しておいた方が良い.


・夢,目標は何か:「皆に尊敬されるプログラマー」とか曖昧なのは駄目らしい.たぶん「何でもできる便利屋」とか「人工知能に特化したプログラマー」とか「企画もできるプログラマー」とか,どういう方向にプログラマーとして進んでいくかの話なのだと思われる.


・君を雇うと会社にどのような得があるか:難しいなぁ.いまだに答がわからないなぁ.


・最後に何か質問はあるか:何か質問しないとやる気がないように思われるらしいです。でも残業のことを聞くと怒る人が多いようです。気になることは何でも聞けとは言いづらいです。今思いつくベストな質問は「自宅のプログラムの本は持ち込んで大丈夫でしょうか」あたり。積極性を見せつつ、席のスペースの大きさや棚が備え付けられているかなどが聞ける。


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そして,雑記.


・「君の目標は何?って聞いたら"皆に尊敬されるプログラマーになりたい"って言うんだよ〜」という面接の愚痴を耳にして耳が痛くなったりしたので,自戒を込めて知ってる範囲でまとめてみた.


・昔どっかで「面接官なのにわかってない」みたいな意見を聞いてそれへの反論がそのまま含まれている.その時のままコピーしたので,対象がないと文のつなぎが意味不明かもしれない.


・今の会社のほかのプロジェクトでバグやらアレなことがあったりして,「この会社で良いのだろうか」と自問自答して転職に関して少し考えてたので,その時のまとめも入っている.今は,別のプロジェクトのプレゼンを見て,「こんな馬鹿なことを大真面目にやる企画を俺は支えたい」と思うようになったので,まだしばらくはこの会社に居るつもり.それが許されるのかはまた別の話だけども.


・何か書き忘れた気がする.


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・「聞かれること」に「最後に何か質問はありますか」という質問を追加。