「論理で人を騙す法」読書メモ3

来週の平日までけっこう時間があるので今日中にメモ.


・結構慣れたつもりだったんだけど,まだ感情の揺れが観測される.で,それで気付いたのが「詭弁が自分にも当てはまるから反発する」という事象の存在.「詭弁検証の手近な対象」以外の「詭弁の本に対して詭弁を感じる理由」.
で,それならば他の箇所のツッコミどころも正確に意図を理解できてない可能性がある.もう一度読み直すかも.


・「詭弁に使われる手法自体は悪くない」ということを説明するのに,「手段ではなく目的が間違っている」というのは使えそう.「包丁が悪いのではなく殺そうとするのが悪い」という論理のように,目的が悪いからといって手段が悪いわけではない.ただ,包丁の代わりに銃やらWinnyやらを当てはめて考えるに,利便性よりも悪影響の方が強いならばやはり手段も悪くなるんだろうか.ここらへんがまだよくわからん.


・毒は薬にもなる,という論理は詭弁を観察してるとすごく正しく見えてくる.もう少し一般化すると,「強い力はどんな風にも使える」となるか.


・「詭弁論理学」では詭弁の排除に「常識」を使っていたけど,個人的にはそれは使えないものだと思っている.で,「論理で人を騙す法」ではある程度は具体的に手法が書いてある.訳による変化なども考慮する必要があるが,「使える」かどうかはわりとビミョーか.少なくとも自分には向いてないか.対処法とか分析法も自分なりに考えてみたいところ.


・ツッコミを入れて一度スルーした文章を反芻してみて,「その"手段"を否定してるのではなくて,その手段が"アレな目的にも使える"という点を指摘しただけなんじゃないか」と考えるに至る.どうにも自分のやってる行為の場合,短絡的に考えてしまっている様子.やはりもう一度見直したほうが良い.できれば「ひっかかる」部分をリストに書き出して検証を.


・意外と読み進んだが,読み直しを含めるとやはり水曜日まではかかるか.