詭弁バトル(あるいはギロン)の脳内シミュのメモ

詭弁の型を考えるため,脳内でやってたバトルが意外と面白そうだったのでメモ.


互いに詭弁であることに合意した上で,「ギロン」をかわす.「勝つ」ことそのものよりも,「魅せる」ことを重視して戦う.

A:「君はリア充だからそんなことが言えるんだよ」
A:(どうだ,これで誰も君の意見に耳をかさなくなるんじゃないかな?)


B:(くっ,ラベルを張ることで説得力を削ぐ作戦か.だが,その程度のラベルなら!)
B:「僕も昔はモバイ○だけで生計を立ててたけど,その頃から努力して計画を立てて今があるんだ」
B:(こうすればラベルは跳ね返せる上に,努力と結果の実例を示すことが出来る)


A:(こちらを「振り」にすることで,「自分が実例」ということの嫌味さを減じたというわけか.だが,個人の経験を出してきたのが命取りよ)
A:「君が出来たからといって他の人間にもできるわけじゃない.現に頑張ってるのに苦境から抜け出せない人間がたくさんいるじゃないか.彼らに"もっと血反吐はくまで頑張れ"とでも言う気かね」
A:(最後の質問にYesとは答えられまい.せいぜい「血反吐はけとまでは言ってない」ぐらいか.あとは,君が他の人間より才能があることにすれば,さっきのリア充と合わせて君の意見の説得力を0にできる!)


B:(1択攻撃か.確かにそこは普通はYesとは答えられない.だが,しかし!)
B:「そうですね.血反吐はくまで頑張れば良いと思います.実際に血反吐はいてる人間なんて見たことありませんし,血反吐はくほど努力したなら何かしらの結果は必ず出るでしょう.」
B:(どうする?この状況は想定してないんじゃないか?)


A:(うわ!認めちゃったよこの人!確かに血反吐はいてる人なんて見たことないよなぁ.漫画の世界だけだよそれ.相手をひとでなしにするのは簡単だけど,それだとなんか想定してなかったみたいで負けた気がするなぁ.)


という感じ.括弧の中まで読めると楽しい.ていうか,括弧がないやりとりならどっかで見れる気もする.議論ではないので,気分次第で変なことが試せるのが強み(1択攻撃でわざとその1択以外の選択肢を選ぶとか).あとは,終了した後の感想戦とか.「あそこでこう答えたらこうしてたのに」とか.