今日の雑記

・睡眠時間7時間くらい。11時起きだとやはり寝れるのは2〜3時くらいになってしまうのか。今回も二度寝するか起きるか微妙だったが一応起床。


・今日はSplatoonのフェスがあるので、まずはそれでランクMAXまで上げてからかな。


・休憩がてらメシを買いに出て、戻ってきたところにチラシをポストに入れてる人に遭遇。そのまま脇のゴミ箱に入れつつ考えたが、チラシとか広告が嫌いなのは「自分の方を向いてないから」なんだろうな。「誰でも良いから話を聞いてくれ」をさらに劣化させた感じというか。少なくとも対話しようという姿勢には見えない。
自分が情報を伝える場合はここも考えないとな。


・「対話」か。そもそも普通の会話自体が苦手なんだけどな。コミュ障だしな。仕事でやりとりできる程度にはちゃんと改善されているが、それ以上は望むべくもない感じというか。


・フェスとかでだいぶ時間を食ってしまったので今日の個人作業は読書を1章するだけかな。


・いきなり脱線だけど、最近の任天堂の企業理念を「ゲーム人口の拡大」とした場合のプロダクトとの関係性について考えておきたい。
商品は企業理念の代弁者、企業理念を実体化したもの、企業理念に即したもの、企業理念を実現するものだ。
まずは結果論から考えると、ゲーム人口の拡大に寄与したものは「脳トレ」と「Wii」だろう。どちらも普段はゲームをしなかった人を取り込む事に成功したように思う。
しかしDSそのものはゲーム人口の拡大に最適化したものだろうか?カラーバリエーションに加えサイズバリエーションというものを追加したのは確かにゲーム人口の拡大(厳密には拡大した顧客のニーズに即したものの提供)であると言えるが、「画面を2つにした事」「ボタンの数が(Wiiに比べて)多い事」などはどうなんだろう。「タッチ操作」についてはゲーム人口の拡大につながったと言えるが、他の要素は果たして最適だったと言えるのか。
無論、「ゲーム人口の拡大」においては「新規顧客の開拓」だけでなく「既存顧客の維持」も重要となる。そしてその維持のためにはサードパーティの協力も重要であり、そのためにボタンの数が多いままというのも考えられる。
まぁWiiでいったんボタン数を大きく減らしたわけで、DSそのものはそこへ至るまでの途中だったと捉える事も可能か。
どちらかというと書いておきたいのは3DSWiiUは本当に「ゲーム人口の拡大」を意図したプロダクトなのか?という事だ。前述の通りゲーム人口の拡大に寄与したものは「脳トレ」と「Wii」が考えられ、ソフトウェアでもハードウェアでも実現できると考えられる。そんな中で3DSは「立体視」、WiiUは「ゲームパッド」を大きな特徴として出してきたが、果たしてこれらは「ゲーム人口の拡大」に寄与しただろうか。推測ではあるが「立体視は目新しさ故にそれに興味を持つ層を開拓する」「ゲームパッドはTVがなくとも遊べるのでTVなどと競合して変えなかった層を開拓する」という意図があったのかもしれない。しかし意図はどうあれこれらのハードウェアでゲーム人口が拡大したようには見えない。
また、ソフトウェアにしても特に「ゲーム人口の拡大」を意図したものが作られているようには見えない。売り上げ的には失敗したように思うが「Wiiミュージック」のような「今までとは違う顧客」を向いた作品がないように思うし、そこまで極端ではないにせよ「ゲーム人口を拡大する」「拡大したものを維持する」という方向の作品が見当たらない。強いて言えばNintendo Landあたりだろうか。Nintendo Landは「かつてゲームを遊んでいた層」を多少は意識しつつ、そういう層がすでに家族を持っていると考えてパーティゲームになっている、と言えなくもない。しかしまぁそれくらいだ。脳トレWiiで拡大した人口を維持するためのソフトなりハードなりが作られているようには見えないし、維持する以上に別の層を開拓しているようにも見えない。


・今回の章は「調査」の話だ。ターゲットはどうすべきで質問内容はどうすべきか。調査は顧客に嫌がられないか、コスト的にどうなんだ、という話が展開する。
その中で思い出したのが「クラブニンテンドーのアンケート」だ。あれはポイントゲットというメリットを提示しつつ色々な情報を集めていたように思う。で、「それなら任天堂はここからマーケティングをちゃんと展開したんだろうな」と思って「じゃあ任天堂の企業理念は"ゲーム人口の拡大"だったはずだから・・・」という風に考えた結果が前述の内容だ。結論としては「ゲーム人口の拡大を本当に考えてるのか?」という感じだった。


・ちなみに上の話には組み込まなかったが、ゲーム人口の拡大を意図しているものがまったくないってわけではない。個人的にはバカにしたような目線を向けていたが、あの「血圧だか心拍だかを測る装置」だ。あれはまったくゲーマーの方を向いてはいないが、「健康を気にする層」もっと言えば「脳トレで入ってきた層」には受け入れられる可能性がある。それに気付けたのは大きかったかな。でもいまだに発売されていないし、それ以前にそういった層が維持されているようにも見えないのだが。


・というかそもそも「ゲーム人口の拡大」は企業理念ではない、って事なんだろうな。企業理念の下の「現下の目標」的なものな気がする。
例えば任天堂のホームページで企業理念みたいなものを探したら以下のようなページがあった。
http://www.nintendo.co.jp/ir/management/policy.html
簡単に言うと「誰も経験した事のないような新しい娯楽を想像する」というのが企業理念(ここでは会社の基本方針と呼ばれている)だろう。であれば3DS立体視を持ったのともWiiUゲームパッドを持ったのとも合致する。
しかしまぁそれはそれとして、「ゲーム人口の拡大」のための手が見えないってのはなんだろうな。結果論で言えばSplatoonで拡大してなくもない気はするが、少なくとも意図していたようには見えない。


・再びアンケートの話に戻るが、クラブニンテンドーのアンケートはよくできていたと思う。回答者にはポイントというメリットがあり、そこそこ信用できるデータを収集できる。項目数や質問内容もいま読んでいる本から見ても適切だったように思う。なにより「アンケートに回答する」という習慣を作り上げたのが大きい。


・ちょっと目が滑った部分もあったが、一応第5章も読み終わり。
個人で調査を行うのは難しそうだと思ったが、個人のスマホゲームなら「ゲーム自体にアンケートを組み込む」などの手法はありうるか。任天堂のアンケートのように上手く習慣化できれば十分に有効なように見える。ただしそれはある程度ゲームが売れる必要があり、その前の事前調査は依然として難しそう。


・もう22時か。とっとと筋トレして風呂入ってメシ食って寝ないとな。