斎藤環「脳はなぜ心を記述できないか」講演レポートの読書雑記

脳科学もそれを批判する人もどっちも疑わしいと思える状況なので、どっちにも批判的に向かえる精神状態。久しぶりに何も知らない分野なので、検証作業とか理解速度とか実験はできそう。


・半分以上内容がわからない。単語の定義が不明なのと、文脈・背景が不明なのが原因。英文を読んでいる感じ。定義がわかれば文脈もある程度は自動的に構築されるはず。


・「科学の否定」発言は科学への誤解から発生するのではなく、「再現可能性」などが存在しないことなどが理由か。個人的には科学とは好奇心の追求であると思っているのでそこの定義がずれているだけと考えられる。脳とか精神とかは一般的な再現可能性がないのがつらいね。


・「発話内容」と「態度」のギャップの話はダブルバインドの話だったのかもしれない。


・コンピュータが誕生する前はどんなメタファーで説明していたのか。コンピュータに似た構造を持つ何かがあったのか。コンピュータは構造として新しいメタファーを提供するのか。適切なメタファーが存在しないために理解が困難な事象はどんなものがあるのか。


・プログラミングにおける無限:「ループ」「再帰」「遅延評価」:人間の脳内で無限をこのような形で捉えられるか。