Google Mapsのアレを楽しむ方法を考えて特に結論が出なかった

けど、過程ぐらいはメモ。


まず、「Google Mapsのアレ(以降、アレと呼ぶ)」の最大の利点は「コストの大幅な短縮」である。基本は道路から撮ってるだけなので、やろうと思えばその場まで移動すれば同じ光景が見れる(高さとかの要因は入ってくるらしいが)。現実問題、移動には時間と金銭のコストが発生するが、アレを使えばそのコストはほぼ0になる。ここに目をつけて何かできないか。
「コストがほぼ0」というのはすでに「ネット」によって実現例がある。「ネット」は「位置」と「時間」を越えられるため、「外国の人ともホゲホゲ」とか言われているが、自分は外国の人と接したことはない(と思っている)ので、そういうベタなところには興味が湧かない。では「ネット」特有で自分が興味を持つのはなんだろうと考えると、最初に出てくるのは「他人の解釈」。ブログなどで見ることが出来る「特定の事象に対する自分とは違う解釈」を見るのが楽しいが、これをアレで実現する方法は見当がつかない。その他に「共有」など色々考えていくが、「それって写真の共有サイトの方が良いんじゃね?」などの結論になり、アレを楽しむ方法にはつなげられなかった。


少し視点を変えてみる。アレの他の特徴としては「通常より何十cmか高いところから撮っている」「時期的にはそこそこ前の写真である」などがある。ここで「時期的にはそこそこ前の写真である」から派生して「一定時間ごとのそこの写真が撮ってあって、時間軸での変遷が見れたら楽しいかも」という考えに移っていく。「もし100年前の映像と比較できるなら、それは楽しそうだ」と思うが、残念ながら100年前の映像は入っていない。逆に考えると、100年後にまだアレが残っていた場合、アレの価値はかなり貴重なものになるんじゃなかろうか、とか考える。が、なんにせよ100年前の情報が入ってるわけでもないし、100年後までワープできるわけでもないので、今のところ興味は湧かない。


「ここはやはりマッシュアップだろ!」という俺の提言により、マッシュアップについて考える。すぐに思いついたのは「カーナビとのマッシュアップ」。「ルート検索」+「アレ」+「GPS」により、実際にどの部分を曲がれば良いかが分かりやすい。しかし、「便利」ではあるが「楽しく」はなさそうだし、そもそも自分は車には乗らないのだ。
これの延長として、「車に乗ってるシミュレーション」というのを考えてみるが、いまいち。「音速を越えて道路を走るシミュレーション」ができるのは面白そうなような、そうでもないような。


色々考えるうちに、「写真」にも「旅行」にも「ドライブ」にも興味がない自分がアレを楽しもうとするのはハードルが高すぎるのではないか、という結論に落ち着いて締め。