今日の体裁2

・早めに帰って早めにグダグダしてたら、精神状態の方はだいぶ良くなった。思ったことも色々とあるのでまとめておきたい。


・まず、「自分が守りたかったもの」を思い出し、「今の自分なら頑張れば守れる」というのにも気付いた。守りたかったのは自分で、守るための詭弁は使える。まだ周囲を変えるほどの詭弁は使えないけど、自分を守るための詭弁は使える。だから、ちゃんと詭弁を使って自分を守ろう。自分が守りたかったものが今は守れるのだから。


・で、具体的には「深夜残業しないこと」を目的とする。できれば休日出社も阻止したいが、今のスケジュールならそもそもしなくて良い気もするし。
で、そのために「体調」を盾にする。「スケジュールを守れ」という攻撃に対し、「体調が崩れたら何をしてくれるか」と防御する。「以前の会社でも同じ事を言われて体調を崩したが、この会社では体調を崩したら何をしてくれるのか」と問い返して封じる。
さらにそれでも「スケジュールを守るのは大事だから」と言われたら、「2週間の予定だったのが1週間になって、1日8時間の作業が16時間の作業になって、まず確実に体調を崩しますが、体調を崩しながらもスケジュールを達成できたら何をしてもらえるんでしょうか?」「以前の会社と同じように、残業代だけ払ってあとは自己責任になるのでしょうか?」「自己責任になるのでしたら今のうちに体調を守らせてもらいます」という風に返せる。


・にしても「不可侵の前提」があると楽だな。詭弁が多用されるのも頷ける。「他人の体調を侵害するのは悪」という前提が崩されない限り、ここを元にあれこれ詭弁を弄せる。大抵の場合、相手も同じ条件だからそのままだと消耗戦になるんだけど。


・そしてそもそも「今の状況は大したことがない」という認識に達した。「達した」は言いすぎだな。そういう認識で良いはずだ、と思い始めた。
今までの人生の中で、今以上に苦悩し緊張し憎悪し発狂したことはたくさんある。そして思い返すに、それらの問題など今この時点から見れば他愛のないことだ。
だから今の状態も大した問題ではない。直近の問題と比較しても就活や再就職に比べれば本当に他愛のないことだ。むしろ自分の意思でわりと制御して改善すら見込めるのだからだいぶマシだろう。実際の改善には相応のコストがかかるにしても。


・そしてそう思うと今の状態を幸せに思い始めた。かつての何もできなかった自分ではない。相応のリスクとコストはかかるものの、現状を変える方法は多少知っているし頑張れば実行もできる。昔ほどの閉塞感はない。昔ほどの無力感はない。望んだ能力は得て、ある程度のお金と時間を自由に使える。欲しいものなどたくさんあるし、足りないものもたくさんあるが、意外と今の状態で十分だ。昔の自分が望んだ状態だ。それで良いのだ。たとえそれが錯覚だとしても。それで十分だ。


・というわけで寝る。少しはマシになるかな。