メソッドメソッド

ここらで一段落.今までの「なんでもメソッド化する」という手法について考察する.以下,この手法をメソッドメソッドとする.


メソッドメソッドを実行するにはまずネタを探す必要がある.これは自発的・積極的な情報収集と情報解析を伴う.ただし,単に他者の思考にそのままのっかってしまう危険性もある.そこら辺の判断に時間と精神力が持っていかれるが,情報解析は自分にとっておそらく必要な能力であるため無駄にはならないはず.


次に,メソッド名を考える必要がある.すぐに決まるようなものもあるが,なかなか決まらないものもある.これはその手法の中核が何であるかを理解する困難さとそれをワンフレーズで表す困難さのためである.「本質」というものを見極める能力が必要な作業であり,この能力もまた同じように自分には必要だ.


その次は原則として適用例を示すことにしていた.これは普通の使われ方以外にどこまで拡張性があるかのテストでもある.「一般性」としての拡張性もあるが,どちらかというと極端な例や誤導によってどこまでメソッドを自分に都合よく解釈できるかの実験でもある.これはどちらかというと自分が使うことよりも他者に使われた際の防御法を考えることを目的とする.


そして最後にメリットとデメリットである.これも防御方法に重点が置かれる考察で,他者が使う際にどのようにして使われるか,どのような状況下で使われるか,弱点は何かという点に主眼が置かれている.


もともとは「カテゴライズする」という手法が嫌いであったが,このメソッドメソッドによって対象をちゃかすと同時に「メソッド化する」という手法もちゃかすことで嫌悪感を減らしつつメソッド化について考察できた.
精神力が結構要るのでもう頻繁にはできないが,練習がてらにこれからもたまにやる予定.