Winnyの判決に関する考察ログ

色々考えているがまだ結論は出せない。「ネットVSリアルの衝突」を読み終えてからまた考える。


Winny作成の罪に関しては良く包丁や拳銃の例えが用いられる。「例え」は強力なメソッドではあるがそれ故に例える対象は慎重に選ばなければならない。選び方次第でいかようにも結論を出せるからだ。
包丁の例えは作成理由が異なる。しかし、多様な使い方ができるという点において類似している。
拳銃の例えは作成理由は類似しているが、使い方は一通りしかあるまい。
現段階ではどちらの例えにも賛同しかねる。今のところは「核エネルギー」が一番近いのではないかと思うが、これも例としてはまだ不適切だろう。ちなみに、類似点としては攻撃的用途にも資源的利用にも使えるという多様性や、近い将来においてこれなしでは成り立たなくなるという必要性などが挙げられ、相違点としては作成理由が異なる点や、相互に持っても抑止力にはならない点などが挙げられる。


核エネルギー=P2P,原爆=Winnyならばもう少しマシな例えになるか。
例えてみると、
・核エネルギー=P2P
・原爆を発明した人=どこかのだれか
・原爆を国内に持ち込んだ人=どこかのだれか
・原爆を改良して以前よりも普及させた人=47氏
・改良原爆を使った人=逮捕された二人
という感じか。


何はともあれ、彼が作らなくてもいつか誰かが作ったはずのものであり、国外からの流入ではかった点だけでもまだマシなのだろう。あるいは国外から来て徹底的に潰されたほうが良かったのか?


原爆と水爆を混同していたので一応、修正。どっちも核エネルギーだけれども。