何故注目はてブが広く見えたか

注目はてブの幅が広いのは前の考察で理解したはずだが、久々に見に行くと以前より広くなった錯覚に襲われるのでそれの考察。


まずは実体験および観察からの推測に基づく「はてブの使われ方」について。


使う側
・ニュースサイトとして(他人に記事を紹介)
・ブックマークとして(仕事場との共有、タグの利用)
・米欄コミュニケーションのため(はてな特有の文化?)
・自分のエントリの整理のため(セルクマ、バックナンバーとしての利用価値)
・ストレス解消のため(ヤジ、罵声を浴びせるためだけのブクマ。米欄コミュにも似ている)


見る側
・面白いものを見るため(ニュースサイトとして見る)
・調べもので使う(pediaとして見る)
・議論のタネ探し(ブロガーとして見る)


はてブは必ずしもニュースサイトとして使われるのではない。そのため、注目はてブにはニュースサイトとしての記事以外にもブクマとしての記事などが混入し、ニュースサイトとして見る人間にはそれが「ノイズ」に見える。同様に、人気エントリに関しても「ニュースサイトから見た人気エントリ」だけではなく「ブックマークとして見た人気エントリ」などが存在するために「ノイズ」が入り、「何故人気なのかがわからない」とか「衆愚だわんわん」などの感想が出るものと推測される。


まとめると、「使う側」にも「見る側」にもニュースサイト以外の側面があり、その認識の差によって問題が生じるということ。


以上、はてブの使われ方考察。以下、何故広く見えたか考察。


自分の基本的な立ち位置は「ブックマークとして使い、ニュースサイトとして見る」であり、注目はてブが広く見えたのは「ニュースサイトとして見る」の部分が関係していると考えられる。


最近はBMKSBMの一環として、他人のはてブをRSSリーダに入れて呼んでいる。この「他人のはてブ」は主に「ニュースサイトとして使う」という使われ方をしている(あるいはそう見える)ため、これに慣れると「はてブ=ニュースサイト」の概念が自分の中に深く植えつけられてしまう。なので、久々にはてブを見ると「ブックマークとして使う」などの「ノイズ」がRSSリーダの場合よりも多く入るために広く感じたのだと思われる。


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以下、雑記。


・「はてブするなんて暇なの?」や「ブックマーカを貶める方法」など、はてブをただのニュースサイトとして見る人間は意外と多いのか。あるいはそれが(tinycafe氏の場合のように)マイナーだからこそ注目されるのか。わかんね。


・ニュースサイトとして見てる人に「はてブはニュースサイトじゃない」を気づかせる方法。「はてブを使ったことがない人」には「使ってみろ」とか「ローカルのブクマを思い出せ」とか言えば良さげ。「ニュースサイト以外の使い方をしてる人」には「つ鏡」でおk。問題は「ニュースサイトとして使い、ニュースサイトとして見る人」で、「使う」と「見る」が密接に関係(直結)しているためにそれ以外の選択肢が拒絶される可能性が高くなる。特に解決方法は思いつかない。


はてブはニュースサイトとして「使う」場合は問題ないが、ニュースサイトとして「見る」には上記の「ノイズ」やスパムブクマが問題になる。


・RSSリーダでは「ニュースサイトの和集合」だが、はてブでは「ニュースサイトやブクマなど多様な種類の和集合(の閾値判定による部分集合)」である。後者は以前の考察で理解していたが、前者の発生のために落差を認識しやすくなった。