詭弁パターンメモ

ここに書いてあるのはアルファ版(メモ)です。ver.1.0はこちら


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前のメモのやつも合わせてメモ。できれば、「内容」「具体例」「詭弁かどうか確認するための対処」まで書く。


・詭弁パターン:「例え」
比喩・例え話によって正当性をアピールするもの。基本的には例え方しだいでいかようにもとれるので、対処としては「逆のたとえを考える」


・詭弁パターン:「最悪の状況想定」
「例え」に含まれるが、一応メモ。「食べ物がなくなったら困る→食べ物重要」「ネットがなくなったら困る→ネットに頼るな」という風に、同じような例えでも逆方向の結論が出せる。対処としては「同じ状況で別の答え方がないか探す」


・詭弁パターン:「男は浮気するもの」
パターン名はあとで考える。「自分は浮気する」→「男は浮気する」という風に、一部分でのみ正しいことを全体でも正しいかのように扱う。「実際にあったことなんだ」という風に、一部分であることを隠しつつ正当性を主張する。対処としては「大きなカテゴリ(男、九州人、人間、生物)が出てきたら疑う」


・詭弁パターン:「二値化」
詭弁論理学に出てたような気がするので、あとで調べる。ラベル張りの一つのパターン。「AでないならBだ」「BでないならAだ」という論法。「ソニー信者でないなら任天堂信者だ」というそのまんまのものもあれば、「ソニーを馬鹿にするのは任天堂信者だ」というのもある。対処としては「本当にAとBしかいないのかを考える」


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・詭弁パターン:「未定義」
「ダメな議論」に載っている手法。言葉を未定義のまま使用することで自分の都合の良い方向に持っていく。「偽善は悪である。だから、"やらない善よりやる偽善"は間違いだ」とか。対処としては「自分で定義してみて、その定義から導出されるかどうか確認する」。「ダメな議論」とは違って、一応検証する対処方法。


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上位概念を示すほうが提示数は少なくて済む。だが、抽象化しすぎると具体例から連想しにくくなるかもしれない。木構造みたいに示すのが良いのか、上位概念を示して下位概念は具体例をたくさん提示するという手法の方が良いのか。


実際には複数の詭弁を同時に使われることがある。その例も示すべきか。


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「二値化」→「二分法」


・詭弁パターン:「目標の正当化による手段の正当化」
否定しがたい目標を掲げ、その正当性を主張することで手段までも正当化しようとするパターン。「知識はあった方が良い。だから積み込み教育」「個性があった方が良い。だからゆとり教育」という感じ。基本的に、一つの目標に複数の実現手段があるのが普通なので、対処法は「目標だけでなく手段の方も正しいかを見る」あるいは「目標実現のための別の手段を考えてみる」


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なんか、はてブされてたので、こちらに追記。
「詭弁パターンならもう誰かが分類してるだろうなぁ」と思ったので、「詭弁 二分法」で検索してヒットしたページ。
詭弁術の考察:読みづらい配色だが、一応メモ。
山本弘氏の「詭弁論理学」の書評:俺が生まれる前に書かれた本。今も変わらぬ詭弁術。
いつか、ここらへんのページの内容を追加するのと、呼称を合わせる予定。予定は未定。


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・詭弁パターン:結果からの原因の決め付け
「こんな可愛い子が女の子なわけがない」
「これは詭弁パターンに当てはまる。だから詭弁だ。」
観測される結果が同じであっても、原因や本質部分まで同じとは限らない。
対処としては「結果を根拠にしていないか」。


・詭弁パターン:使いまわし
「1+1=2だから、米1リットルと小麦粉1リットルを足すと2リットルだ。」
「(ブレインストーミングにて)その発言に根拠はない。詭弁だ。」
別の状況で正しいことを、状況が違うのに当てはめてしまう。対処としては「その論理が良く使われる状況は何か。今の状況はそれか。を考える」。
例え話を根拠にする危うさもこれで説明可能か。


・詭弁パターン:検証不能
「頑張らないと、あんた来年には消えるわよ」
検証不能なことを言っておいて、結果次第で「頑張ったから消えなかった」「頑張らなかったから消えた」と言い換えることで、どのような状況でも自己正当化が可能。検証可能な例は「改名しないと、あんた来年には消えるわよ」みたいなもの。厳密には「消える」の定義が未定だが。対処法としては「どのような状況になればその発言は間違いといえるか。その状況で言い逃れは可能ではないか」。
占いは「心理学による占い」と「統計学による占い」があると思っているので、詭弁を適用すべきかは微妙。