作曲まわりの雑記

感想ログ

雑談袋:マイナーコードはなぜ悲しく響くの?を読みながら色々考える。で、その雑記。


・やはり基本は周波数の比で考えている模様。まずは「最小公倍数が長い方が不安定」あたりが出てきて、「上端と下端の平均に対して、メジャーは上にあるから安定、マイナーは下にあるから不安定」が出てくる。
プログラミングで「上端と下端は固定、中間値をメジャーからマイナーに連続的に変化させる」というコードを書いて検証すれば、「最小公倍数の問題」なのか「中間値との比較の問題」なのかが判断できそうではある。ただ、「最小公倍数」の方は多少の誤差があっても補正がかかるのか許容してしまい、補正の範囲内で推移が完了してしまう可能性もある。ならば、「途中で明らかにおかしくなった」場合に「中間値との比較ではなさげ」と言えるだけで、「普通に明るい→暗いだった」場合の妥当な結論が存在しない。
やってみた。なんかLuaだと上手くいかん。そっちは後で見るとして、結果は「明るい暗い以前にノイズになった」だった。なので、言えることは「周期性がないとただのノイズじゃよ」。
オッケィ。今のLuaは「度」じゃなくて「ラジアン」で指定するのな。これで、Luaだけでニャンニャンできるようになった。


・「心臓の鼓動」に対応させるのは納得できるけど、「自然界の落ち着く音(1/f揺らぎ)」ってのが良くわからん。水の音などで発生しうる音、ってことなんだろうか。「1/f揺らぎってアヤシー」とか思ってろくに調べとらんが、一番最初の考え方はまともなことも結構あるので調べる意味はあるか?
まぁぶっちゃけ「音による感情発生までの過程」にはそんな興味ない。「音」と「感情」のある程度一般的な対応がわかって、それをエンコーディングに応用できるならそれで十分。ということで、「1/f揺らぎ」の「定義」と、それを使った「実験結果」のみ調べればいい。


・「感情とマイナースケールを結びつけるのはおかしい」ってのはおかしくないか?学習の可能性は確かにあるが、赤ん坊にも快・不快はあるだろうし、初期値であってもガラスのひっかきや発泡スチロールのすれの音を嫌がる可能性は十分にあると思う。
と思ったら248あたりから反論が発生。光などの刺激まで拡張すると応用が利く?てか、それが「芸術エンコーディング」か。
でも、これだと「スレ違い」か?じゃあ何を捉えればスレに合致する?耳に届く前、「音」の状態の解析か?
俺が「スレ違い」の概念を考えてもしょうがないか。多分、分野を横断する=器用貧乏化するのが有効なんだろうし、それならカテゴライズは考えない方がいい。その手のは2chだと議論は難しい?音楽の板をメインにすりゃいいのか。そだな。


・そうだった、発音から感情を推定するココロスキャンがあった。アレは怪しいけど、意外と良くできてる。そのデコードをもとにエンコードできる気もするけど、まずコードを見る機会はないよなぁ。いや、確かセガとどっかの共同開発だった気がするから、そこの論文をあされば何か出てくるかも。

1/f揺らぎ

デコードの過程は問わず、「定義」と「実験結果」のみを調べる。
Wikipediaから辿ると、「1/f揺らぎ」=「ピンクノイズ」→「波形がフラクタル」らしい。ここで出てくるかフラクタルWikipediaに貼ってあるピンクノイズのサンプルを聴いても「?」となるだけで良くわからん。あと、「ピンク」ノイズっていうのは人前でしゃべりにくいよね。
定義としては「パワーが周波数に反比例する揺らぎ」のことらしい。「周波数が高いほど音量が小さくなる」ってこと?よくわからん。いや、「パワー=pow」か。べき乗か。何のべき乗だよ。


相変わらず、「site:ac.jp」で限定して探したりする。で、À¸ÂΤΥե饯¥¿¥ë¤æ¤é¤®¤È¤½¤Îµ¡Ç½を読むと、要は「複合正弦波+ノイズ」で自然界の音も近似できるよね、って話から始まったっぽい。で、何か書いてあるんだけど、もっとちゃんと噛み砕かんと飲み込めん。


http://www-antenna.ee.titech.ac.jp/~hira/hobby/edu/sonic_wave/tremolo/doc_html/tremolo.htmが数式で色々書いてあって楽しかった(1/f揺らぎとは微妙に違うけど)。ついでに「トレモロ」と「ビブラート」の定義も得られたし。

Lua使ってニャンニャン

この前試したのは「ラジアンじゃなくて度を使ってました」バージョンだったので、もう一度試しなおす。sinの中にsin入れたやつは、なんというか「しっかりした電子音」っぽい。
で、色々試してるんだけど、やっぱ電子音だなー。ただ、フラクタルを形成するための繰り返しパターンはいくつか思いつく。


とりあえず、「フラクタル」について考えてみる。軸の一つは「時間」で固定かな。それに対して「周波数」「音量」あたりを軸に持ってきて設計。「周波数の重ね合わせ方=和音?」も考慮すべきなのかな。メロディまで行けば「音の距離(半音N個分)」とか「音の長さ」とかも入ってくるけど。「音の距離」は「周波数」と同じか。


一度メロディの方を相似を意識しながら書いて、それを周波数に落とし込むという方向もありかな。落とし込み方がまだ見当ついてないのが問題だけど。

フラクタルメロディ実験

ひとまず、「チャイム(ミドレソ)」をフラクタル化してみる。
このメロディを「ドドドド(ジョジョっぽい)」という線分に対する分割・音程の上下動とみなし、再帰的に各線分に適用してみる。4分割してるので、音程の上下動も4分の1にする。半音未満は四捨五入することにする。例えば最初の「ミ」は「ファミーミb」になる。
これをピストンコラージュで再生してみると、なんか怪しい感じの曲になる。成功なんだか失敗なんだか。


今度は逆に拡大してみる。つまり、一連の「ミドレソソレミド」を一つの「ミ」とみなし、残りの「ドレソソレミド」を導出する。
で、ピスコラで再生してみると、なんかコード進行っぽい。これまた成功なんだか失敗なんだか。


別の単純なメロディで試す。ベタな和音を使って「ドミソー」という単純なメロディーを作成し、最初と同様に再帰的に適用。今回は音程の高さはスケーリングしないでやってみる。
再生すると、なんかのジングルっぽい。
スケーリングして音程の変動を「最初の二つを4分の1、最後のを2分の1」にしたり「全部4分の1」にしてもジングルっぽい。


今度は単純な再帰じゃなくて、「ドミソー」に対して「ドソーミ」を適用し、さらに「ドミーソ」を適用してみる。
再生する。わけわかめ。メロディになっとらん。ここらへんまでくると、音楽の理論が欲しくなってくる。


とりあえず以上。半音未満が切り捨てられてるのが惜しいなーとか、別の軸の取り方が出来れば別のフラクタル化ができるんだけどなーとか。もうちょい知識を仕入れてから再挑戦?

その他

・そいや、フラクタルって線分から作るやつしか良く知らないんだよねー、ということで調べる。あの曲線っぽいのは「集合」らしい。Wikipediaから辿れるところは見て回ったけど、自分で考えた方が良いか。


・あぁ、この前列挙した「繰り返すメロディ」を「リフ」と呼ぶのか。でも、これってフラクタルか?ただの繰り返しじゃないのか?リフの内部構造がフラクタルなのか?まだよくわからん。


・ちょっくら「ゆらぎ」の本を立ち読み(面白ければ購入)するためにお出かけ。


・ただいま。これって読む側にとっては改行分の時間しか経ってないことになる。つまり、外部から観察される範囲においてはその時間によってこの距離を往復したことになり、計算するとそれは光速を超えている。つまり、光速歩法を使っているかのように見えるわけだな。
脱線した。さすがにブームがはるか昔に過ぎたためか、その手の本は見つからんかった。その代わり、「音律と音階の科学」という本がやたら面白そうだったので購入。明日から電車の中で読む予定。


・対位法についてお勉強中。簡単に言うと「メロディの重ね合わせ方」について?重ねる際に和音になるようにしてみようね、というお話なんだろうか。これと対になるのが和声法というやつらしい。
えーと、だから対位法が「メロディの組み合わせによって発生する和音」を意識していて、和声法が「和音の流れをメロディとして考える」という感じなのか。
なら、和音を最初に勉強しといて良かったのかもしれん。ケッカ往来。
和声法はもう少し複雑っぽい。


・前に観察して感じた「相似」のメモ。
簡単に言えば「3拍子」と「3連符」と「周波数の比2:3」は相似なんじゃないかと思っている、ということ。「3拍子」と「3連符」は時間でスケーリングしてやれば相似と言える。ただ、「3連符」と「周波数の比」は遠いなぁと思っているので、間に何か一つ挟まないと無理矢理な気がする。「3連符」未満、「和音」以上の短時間の何か。「和音」っつっても「同時に鳴らすから長さは0」というのではなくて、「音の波形の1周期の長さ」で見れば時間の長さは存在する。
→対位法を調べてたら「分散和音:アルペジオ」が出てきた。これか?
で、「3拍子」と「3連符」のスケーリングを別のものに当てはめると、「コード進行」と「メロディ」がぴったりくるので、この二つは共通点があるんじゃねーの?と予想している。
で、さらにこの相似を利用してフラクタルを形成できそうだよね、という話。