「論理で人を騙す法」読書メモ

タグはlogの方かなー。どうでもいいかなー。
詭弁パターンver.1.1.0.0(要素追加・機能改善)の作成のために読書中。


・やっぱり外国でもここら辺の事情は変わらないのね。


・この本でも、「手法自体は悪ではない」という類のことが書いてある。問題なのは目的の方か。
詭弁は誘導であり説得である。何がしかを説明するとき、この誘導を使うことで理解を進めることができる。
例えば、「AするとBになる」を「AするとBになってしまう」と言い換えれば、それが悪い事象であるという意味を内包できる。
これがそのまま「詭弁」として他の事象にも使えてしまうのが問題。


・昨日の雑記の「選択肢が実質一つ」の状況をもう少し拡大して、「選択肢に優劣(貴賎・ラベル)をつける」とした方が一般的っぽい。「取って欲しくない行動にマイナスイメージ(そんな行動を取るのは無能な証だ)」とか「取って欲しい行動にプラスイメージ(こちらの行動を取らないのは無能な証だ)」とか。例示の時は、各種パターンの組み合わせ・程度の大小とかを考慮して。


・「定義」の問題に「優劣」などの基準の問題も組み込んでおかねば。


・「事実」と「推論」の話からの連想。例えば、「〜は気を使ってそっと部屋をあとにした」というのは、「小説」の中なら「事実」だけど、「現実世界」では半分「事実」で半分「推論」。「気を使って」いるかどうかというのは、本来は本人にしかわからない。「小説」などでは、著者がその心情を決定できるが、「現実世界」では他者はその行動・コンテキストから推測するしかない。
ということで、「小説」を読むように「誰かの主張」を読んではいけないな、とか。