・前日。
1050:プロテイン。事前に買ってなかったし散髪後に摂取したのでこのタイミング。
1220:鍋+MCTオイル+アマニ油。プロテイン摂取のタイミングが遅かったので昼飯も少し後ろにズラした。
1400:ヨーグルト+MCTオイル+アマニ油+アガベシロップ+ナッツ系。
1630:ヨーグルト+MCTオイル+アマニ油+アガベシロップ+ナッツ系。
1700:ランプ肉+消化酵素
2000:塩シャケ+豆腐+ゆで卵×2。塩サバほど好みではないがシャケもまぁいけるな。他の候補を探したいが、セブンだとあとはししゃもくらいか。魚の内臓とかの摂取機会と考えると悪くはなさそうだが。
性欲処理:あり。今日処理しなくても良さそうだったが、さすがに処理しない期間が長かったので処理した。
ナッツ系の摂取がちょっと多かったか。糖質はナッツ分しか摂取してないのでそれほど脂肪にはならないはずだがどうだろう。


・バイアス。
この前の本を読んで自分はかなり糖質制限肯定派になったわけだけど、その前は「糖質を制限し過ぎるのは危険ではないか」とか考えてたわけで、そこらへんの変化、特にバイアスまわりに改めて興味を持った。以前にも少し書いたが改めて。
以前にも軽く書いたが、1つのバイアスというよりは複数のバイアスが同時にかかっていた感じがある。特に大きいのが正常性バイアスか。「まわりの皆は普通に糖質を摂取して普通に過ごしている」から「それが普通だ」というバイアスがかかる。ただ、今の視点から考えればこれもおかしいんだよな。特に身近な虫歯をはじめとして糖尿病やら肥満やら糖質由来っぽい問題はたくさんあったのに、それらの病気すらも「まわりの皆がかかってるから普通」と思ってしまっていたんだよな。一応、虫歯に関しては「原始人に虫歯が発生したら大変だろう」とまでは思ったものの「原始人は単に糖質の摂取が少なかったから問題なかったんだ」という結論だけ出して「現代の糖質を大量に摂取するという問題」に関しては「そういうものだ」としか考えなかった。正常性バイアスの例としてよく出される「煙が出てるのに皆が逃げないから自分も逃げない」というのを見て「そんなバカな」とよく思いつつも「まぁ自分もそうなるのかもな」くらいに思ってたんだけど、改めてこの糖質まわりの状況を見ると「これこそが正常性バイアスの言ってたことか」というのをわりと感じる。
あと、このバイアスから抜け出せそうなタイミングが以前にあったんだけど、結局抜け出せなかったよな。「1食あたり糖質が50g以上になると体調が悪化する」というのを自分の体で確かめた時にバイアスから抜け出せる可能性はあったのに、「以前はたくさん食っても大丈夫だったから、今の体調だと50g以上がダメなのかも(いつか体調が回復すれば50g以上摂取しても大丈夫になる)」と思ったんだよな。実際、得られたデータからはその推論もありうるからなぁ。この推論を修正するためには過去の自分の体を使って糖質による影響を観察する必要があるが、タイムスリップができない以上はそれもムリだしな。
逆に言えば「書籍からの情報でバイアスから抜け出せた」ということでもあるか。実際には別のバイアスに入り込んでしまっただけの可能性もあるが、なんにせよ何らかのバイアスから抜け出す手段として「情報」というのは一定の有用性をもるか。
ただ、それも「その情報をわざわざちゃんと精査する状態にある」必要がある。特に認識を変えたいと思っていない時に出会ってもおそらくは変わらなかっただろう。具体的にはこういう風に体調が悪化してない時は難しいだろうし、体調が悪化しててもあれこれ試行錯誤して一通りダメにならないと受け入れ体制が整わない気がする。うーん、どうだろうな。たまたまそういう言論を見て少し気になった程度でも変わりそうな気もするなぁ。ここは思考実験が難しいな。バイアスが変化してしまうとここらへんの推測のバイアスにも影響してしまう。
ともあれ自分の意志でバイアスを抜け出すのってどうしたら良いんだろうな。まず「現状を問題だと思わない」のが問題だよなぁ。虫歯とかあっても「ちゃんと歯磨きすれば防げるし」という感じで対処法さえ提案されていれば根本的な問題を解決しようとは思わない。むしろその程度の対処で甘いものとか食って良いならそっちの方が良いもんなぁ。しかしこうして能力が使えないレベルまで体調が悪化してようやく現状を問題だと思うようになった。自分の意志で抜け出すにはこのレベルまで状況が悪化しないとダメなのかな。「たまたまそういう情報を見かけてバイアスを抜け出した」というのはありそうだが、それは自分の意志とはそれほど関係なくたまたま見かけた情報がそういうものだったってだけだからなぁ。
まぁそもそも抜け出す必要がないのか?自分の状況がそこまで悪化するまでは。できれば悪化する前に離脱したいところだが、ちょっと現実的ではないか。
ていうか今回は体調が悪化してから10年くらい経過してるからなぁ。最初はストレスが問題だったと思うので仕方ないが、その後できるだけ早く抜け出せると良かったなぁ。悪化してから抜け出すまでの時間を短縮する方向を考えるべきか。しかし今日はもう時間がないので一旦ここまでだな。


・睡眠時間7~8時間。
断続的な覚醒はわりと少なめだと思うが、逆に起床がしんどくなって起床後の体調もちょっと微妙になってきた。単に睡眠の質が悪化してるか?差分として大きいのは「室温を26℃程度に下げた」「晩飯にゆで卵を食うようにした」「カシューナッツやマカダミアの摂取が増えた」あたり。まぁ単純に睡眠時間を改めて30分増やせば良さそうな気もするが、月曜は歯医者があるので明日までは増やしづらい。一旦は様子見かなぁ。とりあえず昼寝はちゃんとしたい。寝れなくてもちゃんと横にはなりたい。


・体組成計。
さすがにちょっと脂肪まわりは増えたか。カシューナッツ程度の糖質でもインスリンからの蓄積が入るか。というより、本来はこのレベルを想定してるのかな。原始人が食ってたのはピスタチオとかの方っぽいが、何にせよ木の実的なものか。


・体調。
昼飯食ってからはわりと良くなってきたかな。朝食をもっとしっかり摂るべきなのか?まぁまずは現状維持+睡眠時間30分延長で様子を見てから改めて朝食差分を取るかな。


・バイアス。
状況が悪化した時に正常性バイアスから早く抜ける方法の思案。
状況が悪化した際にあがきはした。行動には移せたが正常性バイアスを外すには至れなかった。煙の例で言えば「何かがおかしい」と行動はできたけど「誰も建物から逃げないから自分も逃げたりはしない」という感じか。そして今回の例で言えば「既存の対処法でなんとかしようとした」という感じになる。
かといって「新規の対処法でなんとかしよう」とかするとよくあるエセ科学に引っかかってしまう。つまり「対処法が新しいか古いか」は判断材料にはならない。結果的に新しいものを選ぶ可能性は高いが、「新しいからコレだ!」とはならない。でもまぁ新しい対処法から精査していった方が早いのか?いや、今回の問題が正常性バイアスによるものだったからそうなるだけで、それ以外の問題であれば古い対処法でも良いだろう。例えばプログラミングに関してはデザパタみたいなある種もう陳腐な定型化された対応方法がベストな場合もある。
たぶんもっと根源的な部分に目を向けるべきだったんだろう。今回の10年の対処は主に「症状からの推測」というパターンをひたすらに試していたが、結局それではほとんど上手くいかなかった(LOH症候群だけならおそらくこれでも良かったので、まったく無価値というわけでもないはずだが)。それよりも今回の本みたいに「人体はそもそもどういう風にできているか」「人体は単細胞生物から今に至るまでどういうものを積み重ねてきて現在に至ったか」という知識によって正常性バイアスが解除された。
しかしどうだろうな。この本以外の断片的な情報だけで果たして正常性バイアスは外せただろうか?「原始人は糖質を大して摂取していなかった」と聞いても「じゃあ原始人はもっと体調が悪かったんだろう」としか思わなそうだし、そこに「原始人は別に体調は悪くなかった(むしろ乳幼児の死亡を乗り越えたら好調だった)」という情報が加わっても「それは原始人の話であって現代人の話じゃないでしょ」とかなりそう。一通りのデータがあり、それらをつなぐちゃんとした理屈があってようやく正常性バイアスを外せるのだろうか。そうなると凡人にはちょっとムリな気がするし、才能があってもそこらへんを調べて繋ぐことに興味がないと成立しない。体調の悪さ故に自分ならギリギリ興味は持てそうな気はするものの、体調の悪さ故に調査と検証に時間がかかりそうだしそこで出た結論に自信が持てない気がする。
結局自力ではムリ筋なのか?少なくとも自力でのデータ確保~理詰めは期待できないな。それよりは今回のように書籍などの形で他人がまとめたものを精査する方がまだずっとマシか。結局そっち方面しかないんだろうか。


・映画版ポンポさん。
メインアカウントではざっとした感想だけになりそうなので、こっちでは一応がっつり書いてみようか。
まず、良かった。原作の例のシーンとかまでは「原作履修してるせいもあるだろうけど、こんなもんか」と思って見てたんだけど、作中作の主人公の成長とジーン君の成長が重なり始めるところからがとても良かった。
「原作ではどう考えても尺が足りないから何か足してるんだろうな」とは思ってたが、作中作の主人公とジーン君の共通性を見出して挫折からの成長を重ねてきたのはなるほどなと思った。そんな解釈はしたこともなかった。
新キャラも足されていたわけだが、「映画内の人間ではないものの、ただの観客とも違う"映画を取り巻く人"」としての追加でなかなか良かった。ポンポさんの言う「目が死んでいる」と新キャラの言う「目が輝いてる」は表層意味論としては真逆なんだけど、ほとんど同義として使われているんだろうな。意味的には「努力している」に近いが、実際には「前に進む力」に近いか。それでもまだちょっとズレている気はするが。ジーン君にはただ単に「それしかない」だけだしな。
ジーン君の「たとえ倒れてでも何かを作る」ってのはさすがに前時代的なクリエイター観は否めないが、まぁ原作の時点からもともとそういうキャラクターだったしな。「クリエイターかくあるべし」というよりは「ジーンというのはこういうキャラクターなのだ」という感じで一応は納得した。
ともあれちゃんと「90分」で終わったし、これは見て良かったな。